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乾癬の外用療法

外用療法の中心はビタミンD3とステロイド

乾癬治療の基本は外用療法で、外用療法の中心となるのは“ビタミンD3外用薬”と“ステロイド外用薬”の2種類です。
ステロイド外用薬は乾癬以外の皮膚疾患にも幅広く使用されていますが、ビタミンD3外用薬は乾癬に特徴的に使用される外用薬と言えます。

また近年にはビタミンD3とステロイドの2つの成分を配合した外用薬も登場していて、これまでビタミンD3外用薬とステロイド外用薬の併用療法でなかなか効果が得られなかった患者様に使用しております。

改善の外用薬

ビタミンD3外用薬

皮膚の細胞が過剰に形成されるのを抑制して、皮膚の新陳代謝を調整し正常な皮膚の再形成を促す効果があります。
特に浸潤・肥厚(しんじゅん・ひこう:皮膚の細胞が過剰に作られて、表皮が盛り上がる症状)や鱗屑・落屑(りんせつ・らくせつ:患部の表面に銀白色の細かいかさぶたができ、それがフケのようにポロポロと剥がれ落ちる症状)に効果的です。

ステロイド外用薬と比べて効果が現れるまでに時間がかかりますが、副作用が少ないとされていて、一度良好な状態が得られれば、その状態を長期間維持することが可能だと言われています。

(※乾癬のビタミンD治療について詳しくはこちら

ステロイド外用薬

乾癬により拡張した毛細血管を抑えるなどして、皮膚の炎症を抑制します。
症状の程度により薬剤の強さが5ランクに分けられていて、乾癬の種類、症状が現れている部位、患者様の年齢などに応じて適切に選択いたします。

比較的短期間に効果が得られやすいですが、長期間使用すると皮膚の萎縮や感染症のリスクが高まるなどの副作用が起こる場合があります。
そのため、治療により症状がある程度改善されたら薬剤のランクを下げたり、使用回数を減らしたりして副作用の発生を防ぎます。

ビタミンD3外用薬+ステロイド外用薬

ビタミンD3外用薬とステロイド外用薬の2種類の外用薬を組み合わせて使用する場合もあります。
これにより、それぞれの薬剤のメリットを引き出し、デメリットを補うことが可能になります。
具体的な方法としては、それぞれの薬剤を朝夕や週末・平日に分けて使用する方法や、重ね塗りする方法などがあります。
また治療開始時は強いステロイド外用薬とビタミンD3外用薬を併用し、短期間で症状が改善させた後、徐々にステロイド外用薬の使用回数を減らしていくという方法もあります。

ビタミンD3・ステロイド配合外用薬

ビタミンD3とステロイドの2つの成分を配合した外用薬で、これまでビタミンD3外用薬とステロイド外用薬の併用療法でなかなか効果が得られなかった患者様に使用しております。
混合による濃度の低下の心配はなく、さらに1日1回の使用なので、ビタミンD3外用薬とステロイド外用薬をそれぞれで単独で外用するのと比べて、手間が省けて患者様の負担軽減に繋がります。

ただし、顔面への使用を禁止されている種類もありますので、症状がお顔に分布している患者様は医師に相談してください。
また患者様によってはステロイド使用したくないという方もおられるでしょうから、そうした方には使用前にきちんとステロイド成分が含まれていることをお伝えしたうえで、使用するかどうかご判断いただきます。

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